2024年09月16日
令和のPre'70



"Elan Government Pre Series'70"
"MGC Government MKIII"
"MGC Government GM2"
Pre'70モデルガンの第3弾は令和に登場したエラン製の高比重樹脂製モデルガンです。
過去に取り上げたMGC製の2種(GM2系とGM5系)と並べてみるとエッジの効いたビシっとした見た目が際立ちます。
ビッグショット御用達のプロップガンとしても多々活躍するほど発火性能が良く、見た目もリアルな設計でパーツや刻印の組み合わせも考証的にバッチリです。
高比重素材は非常に重量感があり、持ってみると樹脂とは思えないズッシリ感が味わえます。
金属シャーシやグリップウェイトを持たないので、バランスも良いです。
その分、価格は高いので私のような庶民には思い切りと覚悟が必要ですが、数丁のモデルガンを処分し、その資金を購入に充てるという、いつもの必殺作戦でがんばっています。
ただ、そんな簡単に購入価格分を手持ちコレクションでは調達できないので、自己資金を足すことになります。。
子供の頃から、ファッションや娯楽、食事といったものは極力節約し、収入の多くをつぎ込んでコツコツ収集してきたコレクションを手放すのは惜しいですが、モデルガンという趣味ジャンルがずっと続くよう、なるべく新品を購入するのは大事なことだと思ってます。
まぁ偉そうな言い訳を並べていますが、単純に新しいのも欲しいけどお金が足りない、ってだけなのですけどね。
最近10万、20万といった価格のモデルガンがどんどん出てきてるので、感覚がマヒしてきそうですが、そういうときは「うまい棒が〇〇本買える」ならぬ「ローマンが〇〇丁買える」という換算を思い浮かべて、いったんクールダウンします。
ただ、Pre'70はガバメントの中でも特に好きで思い入れがあるので、購入に至りました。
ガバもナショナルマッチも一番好きなのは何か、と言われたらPre'70なんですよね。。



右側からの眺め。
いつも悩むのがどっちが右と左って解釈なのですが、射手から見た方向でいちおう統一しています。
私の勝手な解釈ですので、申し訳ございませんがご容赦ください。
エランは金型で成形された少し大きめの部品から削り出しているそうで、フラットでエッジの立ったフォルムを実現しています。
これにより表面の光沢も直線的な鋭さが出て、スクリーン上で銃が動いたときの反射光がとても格好良く見える感じがします。
過去に読んだ記事で「プロップガンはメタルフィニッシュならリアルに見えるかというとそうではないので難しい」という趣旨のコメントが載っていました。
気候、時刻、照明、レンズ、角度、効果等々の様々な要素が重なり合う映像作品は光と影、色彩がなかなか思い通りにはならないのだと思います。
私のヘタクソなブログ画像ですら、ちょっと向きを変えただけで全然違う感じに映ってしまう、なんてこともしょっちゅうです。これが動画だともっと大変なんだろうな、と感心します。
量販価格帯のモデルガンは表面のヒケがどうしても出てしまっているので、これが撮影する上で厄介なものになります。
表面を切削して平面を出した上でセレーション加工や刻印を打つ、といったエランの製法が理想だと思いますが、当然加工の手間が格段に多くなるので価格に反映されてしまうのは仕方がないことです。
MGCの末期の製品には金型成型そのままでもビシっとエッジの立っているようなものが多かった記憶があるので、大量生産でも高品質という優れた技術開発力を持っていたのだと思います。
一方で金型は生産すればするほど荒れてきて、ダレたりクリアランスが甘くなったりするそうなので、メンテも大変なのだそうです。


こうして並べてみるとエランのシャープさが際立ちます。MGCも小太りの感じもありますが、40年~50年前のモデルガンと考えるとすごくよく再現されているのではないでしょうか。
コマーシャル仕様のガバメントはミリタリー仕様と比べると人気では及ばないのかもしれませんが、とても格好良いモデルなのではないかなーと勝手に思っています。

特徴的なグリップ。
実物のコマーシャル仕様の樹脂グリップは一体成型されたもので「コルトウッド」と呼ばれています。
ちなみにMGCでは「ケミウッド」と呼んでいました。
実物は材質や細かい形状が年代によってさまざまですが、1960年代~1970年代の製品は経年による上下方向の収縮(シュリンク)が激しく、装着したままだとクラックが発生したり破断したり、外しておくと縮んでネジ穴が合わなくなって二度と装着できない、といった特徴(性質)があるようです。
以前、外国のグリップコレクターの方をネットサーフィン中に見かけたのですが、コルトウッドの収縮を防ぐために大きな板にグリップスクリューブッシュ(フレームについているグリップのネジ受け)を取り付けて、ずらっと並べて保管していました。
あまりのインパクトだったので、もう一度ネットを探しに行ったら、二度と見つけられませんでした。
幻だったのかな。。

エランには1950年代後半から1960年代前半と思われる実物グリップを装着しています。
この年代は縮むことがあまり無いそうなので、難なく装着できましたが、このグリップ個体は熱か化学変化で表面が少し溶けてしまっているので、価値としては高くないかと思います。
あと、ネジ周りの輪っか部分が細いのでエランのモデルとは考証的に合ってないです。
上の画像で外して置いてあるグリップがエラン純正です。当たり前ではありますが考証的にこちらが正しい(輪っかが太い)形状です。
エランに標準装着されている「コルトウッド」タイプのグリップは非常によくできていて、1960年代後半の製造のグリップを忠実に再現し、かつ本物のように縮んだりしないという本家越えともいえる傑作と思います。
なんかもったいないので、すぐに外して保管しているのでした。
2024タカモデルはこのグリップが基となっていますが、ラバーコーティングしてタカ特別仕様になっています。
今までは樹脂グリップにあまり興味が無かったのですが、最近はいろいろ見てると気になってきて仕方がありません。
ただ、アクセサリー類まで趣味を拡げると破滅するので、もともと付いているグリップを大切にしようと思うようになりました。。
** MGCMC BONDCHOP
http://mgcmc.blue.coocan.jp/
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