MGCMC BONDCHOP

"MGC VP70"

MGCモデルガン、VP70です。
非常に実験的要素の詰まったモデルでした。

①新素材樹脂（ヘビーウェイト樹脂の先祖のような配合）
　→スライドに採用。製造時期によって配合の違いによる色違いあり
　→「ヘビーウェイト樹脂」は後の製品（ホーグナショナルマッチ）で採用されたがVP70には採用されなかった。

②3点バースト機能（実物どおりストック装着でバースト可）
　→オープンカートでは安定したバースト発火ができず、ストックは未発売のまま発売中止に
　→のちに「不完全な性能なので”見た目だけ”と割り切れる人だけ買ってください」と注釈をつけて在庫放出

③新CPカートリッジ（マルイP38やガバに似た構造）
　→従来CPカートのコスト増、部品点数増、重量増を嫌い、ほぼワンピース構造の新CPを開発
　→BLKパワーが上ったのでバースト発火、ストック販売が解禁・・のはずが発火性能が安定せず
　→新CP、ストックともに発売自体を中止し、在庫販売も行わなかった

実験的だったゆえ、こんな悲運のモデルガンとなってしまったのでした。
結局のところ、本体のみ販売継続されたものの、ひっそりと絶版になりました。

設計者の小林氏（タニコバさん）はMGCを独立後、エアソフトガンで新設計VP70を発売しました。
どうしてもリベンジしたかったモデルだったようです。

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