2024年08月28日
センター待機

"MKK M39 HW"
マルシンのM39です。
これはヘビーウェイト製で非発火ダミーカートのモデルガンです。
マルシンのM39は1981年ごろに発売されたロングセラー・モデルガンです。
発売当時はMGCからもM39が発売され、競作となった人気モデルなのです。
私は子供の頃に商店街のおもちゃ屋で組立キットを買ったのが最初だったのですが、まったくうまく作動させることができず、ろくに手入れもせず劣化して動かなくなってしまい、最後には捨ててしまった切ない記憶が残っています。
昔のキットモデルはちゃんと調整できる能力がないと完成させるのが難しかったのかもしれません。
素で組んだだけだと、発火どころかスライドも引けないような状態になりがちでした。
キットは完成品より安く買えるけど、扱いは難しい。。というのが当時の印象です。
MGCのガバメント(GM2)の組立キットは無調整でも快調ブローバックした記憶があるので、モデルによっての差はあるとは思います。
のちに知り合ったマニアの方に「M39のキットは動かすの難しかったよねー」と聞いて少し救われました。

発売当時のライバルだったMGC M39がストレートブローバックで発火性能が秀でていたのに対し、マルシンM39はショートリコイルを再現し、エキストラクターも別部品とリアルさが武器となっていました。
なので当時はMGCは発火向け、マルシンは鑑賞向け、という印象を持っていました。
この個体は長い販売期間の中で登場したヘビーウェイト非発火のダミーカートモデルなので手動での装填排莢を楽しむものです。
装着しているS&W純正グリップはほぼ無加工で取り付けることができたので、サイズもリアルなのですね。
マルシンがM39を発売したころ、バリエーションとしてM439も発売され、M52も製作が発表されていました。
レプリカのショーケースに試作品が飾られていて、ため息まじりに眺めていた方も多かったと思います。
さらにASPの試作品も当時雑誌記事には掲載されていたので、かなりのバリエーション構想があったことが伺えます。
メインフレームの金型はショートサイズの生産も意識して設計されていたそうで、グリップ裏の構造などにそれを感じさせる形状になっているそうです。
そんな経緯から旭工房ではデベルカスタムはマルシンベースの方が作りやすかった、なんて話も聞いたことがあります。

何年か前のことになりますが、マルシンから突如M39センター化の発表がされたことがありました。
ずーっと待っていますが、なかなか販売されません。
もしかしたら私が勝手に見た夢だったのかな、と思っていたら、とある場所で「M39っていつセンター出るんですかねぇ」って話が聞こえてきたので、ちゃんと現実だったようです。
おそらく待っていれば実現(発売)するのだと思っています。
前述のとおり、マルシンM39はどちらかというと発火用というより鑑賞用という印象でしたが、センター版が出たら、おそらく新カート(XPFC)との組み合わせでバンバン発火できる快調モデルとなっているのだと確信しています。
メカとしては既にセンター版で発売しているベレッタM92F系と似ていて、かつガバ系と違いピンポイントでの強度集中による弱点もなさそうで、素人考えでは技術的には行けそうなのでは?なんて思ってます。
ただ、メーカーは仕事として進めている以上は設計が終わっていて生産ができる状態であったとしても、採算が取れないとわかればGOサインは出ないのだと思います。
生産しても昔ほどの売り上げが見込めないモデルガンなので、とにかく出たら必ず買う!という多くの声がメーカーに届き、そして本当に発売されたら、ちゃんとお店で新品で買う!ということが必要なのでしょうね。
発売されたら微力ながら即購入させていただき、楽しませていただきたいと思います。
** MGCMC BONDCHOP
http://mgcmc.blue.coocan.jp/
Posted by MGCMC at 18:39│Comments(0)
│マルシン
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